異端者のお茶会 : 健康講座２回目「姿勢編」

先日は地域の婦人会でした。
主催の方がお弁当を用意してくださって、天気が良かったので公園で食べる事になりました。
中高年ばかりなので、自然と話題になるのは健康の事。

80代のＲさんが自律神経失調症(以下自失)になった話から、50代のＨさんもそうで苦しいとの事。

私自身も酷い自失になり寝たきりだった経験から、兎に角腹式呼吸を！と熱弁しました。
いつの間にか相談所みたいになり、腰痛の相談から姿勢矯正の体操教室になりました(笑)

自慢じゃないですが、腰痛、膝痛、踵痛、猫背、O脚、反り腰…満身創痍でした。
腰痛と膝で仕事辞めた程です。
でも自力で治しました。
切欠はやはり、太極拳でしたね。
腹式呼吸で自失がちょっとずつ良くなる実感があり、最初はしんどくて溜まらなかったけど、
教室まで重くて言う事をきかない身体を引きずって通いました。

先生は当時の私を、
「この子、姿勢悪いし暗いし大丈夫か…」
と思ったそうです。

今はたまに膝にきしみが来る程度で、腰痛はまったくなくなりました。
自律神経も季節の変わり目に気をつけたら大丈夫。
生理で大量だったので血流不足もあったんだと思います。

とにかく、不健康だった人間の健康意識の高さは尋常じゃないんです。貪欲です。
先生もＲさんも虚弱体質だった事から、すごい努力しています。

若い頃から体力に自信があった、大きな病気なかった人は中高年以降もその感覚でいるので、怠る人が多いです。
うちの母。
膝の手術までしているのに、運動しようとしません。
何を言ってもダメです。哀しいです。

なので、外に出れば中高年の方が私の話を熱心に聞いてくれるのが嬉しいんです。
「元気になった！」
と報告してくれると、嬉しさマックスハート。それが報酬です。

私のマッサージは一見普通の揉み解しなんですけど、頑張ってきた身体の細胞に語りかけています。
猫背と凝りの酷かったＹさんは、呼吸の浅さ、肩の硬さと上がり具合から、
「仕事で一息つく間もないくらい、せっかちに働いてませんか？」
そうだったみたいです。

なので、
「ゆっくりでいいんだよ、がんばったね」
と語りかけながら解したら、帰りには猫背改善していました。ナチュラルに。

同じく肩こりの酷いＫさんはまた違ったタイプでした。
「スポーツされてますか？その後に柔軟体操はしてないんじゃないですか？」
当たりだったみたいです。

霊視とかでなく、私と同じタイプだったからです(笑)
骨太で肉が硬い人は柔軟性がなく、老廃物が溜まりやすいので余計に硬くなるんですね。

生き方、性格は肩に出ます。
前に整体の方が「猫背は悪くない」と言って、「ないわ」と思ったんですが、
もしかしたら、罪を憎んで人を憎まず的な、
一生懸命生きてきた証が姿勢に出ているので、ジャッジするな…という事だったのかもしれません。

この「労(ねぎら)いケア」はご自分でも出来ます。
凝り、痛みのあるところに語りかけてください。
「無理させたね、ありがとう」
あなたが無理を自覚していないから、解らせようとして細胞が痛みというSOSを出すのです。
あなたが自覚をしたら、細胞は自己治癒力を取り戻します。

人は自分で自分を治す力があります。
でも病院は一応行って下さいね。
痛み止めしか出さない病院は、即変えてくださいね。

自失の場合は漢方を処方してくれる病院がオススメです。
西洋医学に自失の病名はありません。治せません。
東洋医学はバランスを取り戻す医学ですから、得意分野です。
針治療も大変効きますよ。
東洋医学といえば中国ですが、気孔治療も当たり前のように行われています。

自失は神経だけでなく心のバランスも崩した状態です。
よって鬱病も併発しやすいのです。
引き篭もり暗くなっている状態の方は、自分を責めている方が多いです。

「なんでこんな事に…」
「みんな耐えられているのに、私は弱い人間だ…」
「このまま治らなかったらどうしよう…」
自己嫌悪と不安で一杯です。

ここでかけて欲しい言葉は、
「いままで本当に頑張ってきたと思うよ」
「いまは休憩時間だよ」
「あせらないでいいよ」
「自分を大切にしようね」

心配より、肯定をしてください。
そしてその方が本当の自分を取り戻せるように、祈ってください。
祈りは効きますよ～
地球半周向こうの人に効いたという実験があります。

私が特別な力があるわけではなく、これは皆が出来る事です。
気付いているか、信じているかだけの違いです。

ここまでお読み下さった方々は、もうヒーラーになれると思います。
人間一人ひとりの力はすんごいんです。
神より何より、自分を信じてくださいね。