※去年の11月29日の個人ブログより
また父の夢を見た。
ベッドの上ではなく、家のこたつの中へいた。
横向きに小さく縮こまり、病院へ帰りたくないようだった。
その背が寒そうだったので、私は羽毛のガウンをかけてさすってあげた。
すると、何度も
「ありがとうありがとうありがとう…」
ベッドの上ではなく、家のこたつの中へいた。
横向きに小さく縮こまり、病院へ帰りたくないようだった。
その背が寒そうだったので、私は羽毛のガウンをかけてさすってあげた。
すると、何度も
「ありがとうありがとうありがとう…」
病院の迎えが来たという知らせ。
そして目が覚めた。
途端に、目から涙が溢れた。
今の姿より、更に小さく子供のように縮こまっていた父。
誰よりも容姿を気にしていたのに…
ああなる前に、逝かせてやりたいとすら思った。
尊厳死って本当に尊厳を守る為に必要なのかもしれない。
涙がぜんぜん止まらなくて、ああ、私は冷たいわけでも何でもなくて、
皆を支える為に強がっていただけなんだ…と思った。
私は優しくて慈悲のある魂だから。
最期の最期まで、悔いのないようにしとうと思った。
今日もお見舞い行ったんですが、早く帰れと不機嫌そうでした。
気を送っても嫌がりました。
それを旦那に言ったら、
「ガンが嫌がってるんでしょ」
ああそうでした。
占いブログの方で、ガンは意志があり脳も支配する…と書いたのでした。
父の顔つきは家に居た時とまるで違い、ガンに支配された顔でした。
あと少し、がんばります。
途端に、目から涙が溢れた。
今の姿より、更に小さく子供のように縮こまっていた父。
誰よりも容姿を気にしていたのに…
ああなる前に、逝かせてやりたいとすら思った。
尊厳死って本当に尊厳を守る為に必要なのかもしれない。
涙がぜんぜん止まらなくて、ああ、私は冷たいわけでも何でもなくて、
皆を支える為に強がっていただけなんだ…と思った。
私は優しくて慈悲のある魂だから。
最期の最期まで、悔いのないようにしとうと思った。
今日もお見舞い行ったんですが、早く帰れと不機嫌そうでした。
気を送っても嫌がりました。
それを旦那に言ったら、
「ガンが嫌がってるんでしょ」
ああそうでした。
占いブログの方で、ガンは意志があり脳も支配する…と書いたのでした。
父の顔つきは家に居た時とまるで違い、ガンに支配された顔でした。
あと少し、がんばります。
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この後…亡くなる数日前にも夢を見ます。
うって変わって元気な様子の父が、アロハシャツを来て家に帰って来た。
「いつも悪いね。ありがとう」
明るくお礼を言われた。
夢だけど、お礼を言われたのが嬉しかった。
明るい父は、家の中で寝ている病気の自分に面会し、色々話している風だった。
父が二人いるのを不思議に思いつつも、明るい父の方が本性なんだろうな、と思えた。
それからまっ…たく父の夢はみませんでした。
成仏したんだね、良かったね、くらいにしか思っていなかった。
正直仲悪かったし、傍から見たら悲しんでもいない風だったと思います。
半年が過ぎた頃、夢に父が出てきました。
私たち三姉妹は子どもの姿でしたが、父は亡くなる3年前くらいの容姿でした。
家族でどこかの遊園地に来たみたいです。
私と父はベンチに並んで座った。
子どもの私は嬉しそうに、色んな話を父にした。
生前の父は、人の話なんかまったく聞かない人だったのに、ニコニコ頷いて聞いてくれた。
違和感を感じたけど嬉しくて、たくさんたくさん喋った。
やがて日が落ちてきた。
向こうで母と姉妹たちが呼んでいる。
私も立ち上がり父に言う。
「お父さん、そろそろ帰ろうか」
父は微笑みながら、首を横に振った。
そこで私は気づいた。
『あ、父は亡くなったんだった。もう一緒には戻れないんだ』
泣きそうな私に父は言った。
「ありがとう。あとはよろしくな」
視界が暗くなり、意識が落ちる感覚。
そして目が覚めた。
いまでもこれ書くと涙止まりませんね。
生きている間に、あんな風に会話してみたかった。
父を許したかった。
愛したかった。
言葉は不器用な人だったけど、思い返せばあちこちの遊園地や映画、観光施設など連れて行ってくれる父でした。
愛情は確かにあったんだ。
これらの夢に共通しているのは、「ありがとう」と言われている事。
私が感謝されたかったからではない。
父が伝えたかったんだろう。
本日、12月8日で1年忌です。
心の整理の為、この記事を書きました。
読んでくれてありがとうございます。
「許し」は私の魂の一生の課題です。
今度は母親を許せるのか…。出来たら生きている間にいけんかせんといかん。
『表現』
あなたの声が充分に届く方法で、天使にコミュニケーションを導いて貰いましょう。このカードは自分というものを心から語るよう導いています。
自らの心に語りかける事を忘れてはいけません。
でも、あなたの宣言を耳にする人達の反応には常に敏感でなければなりません。天使たちに頼み、あなたの声が充分に届く方法でコミュニケーションを導いて貰いましょう。
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看病しながらも、何とか仲を修繕しようと頑張ってたんだな…
がんにも詳しくなり、様々な学びになりました。