※2014年9月の私生活日記より。辛い内容となっていますので注意。

自分が嫌いな人の多くは、過去に何かしら辛い目にあっています。
一番顕著なのがいじめ。
そして多いのが親から愛されなかった子。
どちらも存在の否定です。

私はこの二つを重ねてきました。
父は私にだけ辛く当たり、母は私にだけ好き放題言いたい放題。
どちらも愛情はあったと思います。
でも他の姉妹に比べて劣る私は、格好の「八つ当たり」できる存在でした。

いじめに関して一番覚えているのは、男子に顔を殴られたことです。
吹っ飛ばされた。
それ以来、男を憎悪しています。

顔を殴られるというのは存在を殺されるくらい辛いことです。
軽いにしろ、強いにしろ。
それが今日あったものだから、久しぶりに取り乱し、怒鳴り散らしました。
そうしたら、「精神科にいけ」とキチガ○扱いされてしまいました。
完全な突き放しに、更に絶望。

感情のコントロールが効かず、カウンセリングの卵の姉に電話。
過去のトラウマ話になりました。
姉は唯一、両親が酷かった時代の記憶を共有できる存在です。
姉の場合は一切の心を閉ざし、早く家を出ました。つまり親を切り捨てた。
私はまだ「愛されるかもしれない」とピエロを演じながら、親の前をうろちょろしてました。

姉が勧めてくれたのは、「セルフ・リぺアレンティング」
過去の、一番辛かったときの子どもの自分と向き合い、大人の自分が癒してあげるというセルフ治療です。
ちょっとアホらしいと思うかもしれません。
私は説明を受けている段階で、すぐ子どもの自分が出てきて泣きそうになりました。

今までずっと避けていたんです。

一番に思い出した自分は、暗い部屋で一人ぼっちで折り紙を折っていました。
その背中の寂しそうなこと。
大人の私は話しかけました。「上手だね」「もっと作ろうか」
子どもの私は笑いません。

そこで、さっき自分の子どもに言った言葉を思い出してみた。
「あなたが生まれてきてくれて、初めて母性というものを知った」
「あなたが生まれて、笑顔が増えた」
「生まれてきてくれて、本当にありがとう」

4歳児はよく言葉も解らないのに、一生懸命頷いてくれました。
なんてこたぁない、この言葉は子どもの私が一番言って貰いたかった言葉なんですよね。

療法にある通り、小さな椅子にぬいぐるみを置き、自分も椅子に座り対面した。
心を閉ざした子どもの自分に、一生懸命語りかける。

「大人の私が居るから」
「いつでも守るから」
「私があなたを愛するから」
「あなたは居ていいんだよ」
「生まれてきて良かったんだよ」
「あなたは、人を幸せに出来る存在だ」
「人を笑顔に出来る存在だ」
「幸せになれる」
「大丈夫」
「あなたが大好きだよ」


言葉に出来ないくらい、信じられない程号泣してました。
傍からみたら気が狂ったと思われるくらい。
でも、カウンセリングってそうなんだって。

今まで抑圧してきた感情の噴出。

最近母が、一番嫌っている姑に、私が似てると言ったんですね。
「あんたが来るとお父さんとケンカになる」
「まるで姑みたいだ」

それはつまり、私が疫病神と言ってるようなものです。

親からの存在の否定です。
昔から「要らない子」という自覚があっただけに、最終宣告でした。


自分を嫌えば、人も好きになれません。
生きているのも辛くなる。

だから一生懸命訴えました。
20分くらい号泣しまくったかな。
小さな私が椅子から立ち上がり、こちらに来ました。
私はそれを抱きしめました。自分の子どもを抱くように。

そこで、今まで自分を支えてきて、守ってくれた存在がどんどん浮かんできたんですよ。
一人じゃなかったんだって、今更気付いた。

思えば今、とても良い人達に恵まれています。
何でも話せる友人だっている。
とびっきりビッグな守護霊だっている(笑)

嬉しいと思いました。
生きていて良かったと。
この先も誰かの為に、自分の為に生きていたいと。

親から離脱しました。
私はもう親です。別の存在です。
幸せな家庭を作っていけるんです。

自己暗示ですよね。
最近テレビで見たのですが、脳というのは非常に騙されやすく、記憶の改ざんまでしてしまうとか。
だからいくらでもやり直せるんです。
過去の辛い経験も、幸せな記憶に上塗りしちゃえばいいんです。

哀しくて泣いているとき、いつも傍らには歴代の猫達がいた。
緑に囲まれた草むらで、風がやさしく頬をなでてくれた。
私は一人ではなかった。

持論ですが、トラウマで苦しんでいる人というのは、意志が強く想像力も豊かなんだと思うんです。
それをプラスの方向に持っていけたら、誰よりも強くなれそうな気がする。

夜が明けるのを楽しみになれるような人生を送りたいな。

****

トラウマとの闘い、そして折り合いですね。
2012年から人生に迷い、ずっと変わろうと頑張ってきたようです。
インナーチャイルドの癒しは最近まで続いています。
子供時代の記憶が一番強烈だから、時間がかかるものですよね。

焦らずに続けたいと思います。
私は、私が愛してあげたらそれでいいのです。

(10月現在)
このタイミングで、ずっと見つからなかった私のアルバムが出てきました。
ゴミ屋敷の旧実家を、姉が片付けて見つけてくれたのです。

不幸な体験は記憶に残りやすく、私もそうなっていましたが、

写真めっちゃ楽しそう(笑)

酷いイジメあったはずの中学でさえ、誰かしらと写真とって笑ってました。おや?一人だったような…。
これも記憶の改ざんですかねぇ。
親友たちと出会えた高校の写真なんて、ハイパー楽しそうでした。

なんだ、私の人生暗いだけじゃなかった!!

今はデーターにしか残しませんが、みんなで見れる写真はいいものだ。
そして小学校からフケ顔で変わらないと笑われた。
フケ顔はこれ以上フケないんだぞ!

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