まずは考えが定まっていない頃の記事からどうぞ。


 

今回は月の欠損3と行きたいところですが、なんかバズったのでその話題で行きます。
もうちょっと詳しく書くと、毒母の分類は、
1.暴言暴力系
2.ネグレクト系
3.過干渉系
複合型もありますが、大まかにこの三種類。
今回取りあげるのは3.過干渉系
これ一見悪い事に思えないでしょ?
だって子供思いでいつも子供と居て、心配してるんですから。
ネグレクト系だった私には羨ましい時期もあった。

しかし、
・買った服のセンスにケチをつける
・進路を決めたがる
・恋人が出来ないようにコントロールする
・家から自立させない
となった場合、それは過干渉=毒母です。
子供の自由意志を奪っている事になるから。
これらが顕在化してくるのが、金星期(16~25歳)
支配は月期から水星期(0~15歳)にすでに完了している。

この世で一番強い洗脳、呪いは母親からです。
7歳まで母親と一体化していた子供は、水星期、小学校に上がる頃に登下校など他人と関わる時間が増える。そうなる事で母親からの離脱準備をするのですが…。

「あなたは本当にグズでダメで何も出来ない子ね。私が居ないと」

と長年洗脳されていると、水星が育たない。すると金星、太陽、火星~も難しくなる。
「なんでや!仲良し母娘はええことやんけ!」
という反論もあるかと思いますが、健全ならそれでいいんですよ。

母親が自分の時間を大切にしていて、他に居場所があるとか。
病弱な母親が、1時間おきに嫁に行った娘に連絡させる…それは中学時代から続いていて、もはや止められない。という話は外部の人間が聞いたら異常と思いますが、
月に生きている二人には異常ではないんです。

月は変わらないもの、変化を厭うもの。依存するもの。ルーチン。

「月を分けた」という表現は、母親は娘を自分の分身と思い込んでいる…からです。
あわよくば腹の中の時のように、再び一体化したい、クローンでいて欲しいんです。
そこには若さに対する嫉妬もあります。
「あなただけ、私から分離して若さを謳歌するなんて許せない…」
だから門限時間とかで縛る。

うろ覚えですが、ワンピースの作者が「なぜ母親の登場が少ないの?」という質問に、
「母親は冒険を阻むものだから」
と答えていて、なるほどと。
生活能力もない息子が、小さな船で「海賊王におれはなるっ!」て飛び出すの、普通の母親ならめっちゃ止める。
それだとストーリー進まない(笑)
この冒険を阻むのも月の作用。

まず女に生まれた時点で月に縛られる。そう、生理。
出産も今でこそ死にませんが、昔は命がけだった。
言葉悪いですが、女は子孫を残すための道具でしかなかった。

現代においても女性の自己実現は困難です。
適齢期なんて言われ、焦りつつ結婚、出産したらもう20年は縛られ続ける。
子育ては偉大な仕事ですが、社会的に活かせる力があるのに、どうしても子供にパワーを割かないといけない。
そんな優秀なお母さんたちのジレンマをたくさん見てきました。
日本の男は家事育児を「手伝う」ってスタンスだし。
お前の仕事でもあるだろ、なんだよ「良いパパである俺様が手伝って差し上げます」って。イクメンとか〇ね。

そりゃ太陽火星を夫に預けたり取られもしますわ。
歴史から見て、女性が太陽を活かしていた時代は縄文時代しか浮かばない。
男尊女卑は当然なくて、女性は子供を生み出す神聖な存在だった。
それがいつしか大陸思想が入り、女は名を持つ事すら許されなくなった。
女性性の封印をし、世界は争いばかり。-

太陽を奪われ、月の範囲でしか生きる事を許されなかった女性たち。
昭和世代はほぼそうでしょう。
彼女たちの鬱屈した気持ちは、娘へと向かった。
「私は苦しんだ。あんたも同じ目に遭え」

酷いと思います?私はこれありふれた人間の心理だと思いますね。
PTA子供会もそうじゃないですか。無駄行事無くそうと言ったら、古参ババアが「私たちはちゃんとしてた!あんたらもすべき」ってさ。
自分は役員し終わったから、好き放題横やり入れてくる。変化を認めない。

男は縦並び、女は横並びを好みますから、少しでも上に行かれると嫉妬するんです。
自分の分身(と思い込んでいる)娘が、田舎から都会に出てバリバリ働いて地位や名誉を手に入れた…
健全な母親なら喜ぶ。
しかし月が病んだ母親は、
「女の幸せは結婚よ?いい人いないの?孫の顔が見たいわ…」
と月(家庭)の呪いをかけてくる。

聞かなくていいですからね。

ここまでくると、マジ月の呪いと言ってもいい。
愛先生が切り離せ!と力説するのも分かる。
月(母)に依存したままだと、いつまでも太陽に生きられないから。

しかし私は1で、太陽意識に生きるのは疲れる、西洋的向上心だ。と書いていました。
2で、月に生きていたせいで酷い目に遭ったことを思い出します。
やはり太陽で生きていた方が結果的に楽なんです。

だって太陽系の中心は太陽。自分中心に据えてどーんと構えていたらいいから。
月は地球の周りしか周れないし、金星水星は太陽の支配強すぎるし。他者軸はしんどいものです。

月が濃いについて。
注意ですが、これがあるから絶対そう!ではないです。
蟹座の守護星は月ですから、月蟹座も気をつけた方がいいかな。太陽より月。
月と太陽90度は典型的、夫婦仲悪い機能不全家族ですが、ハードでも月が太陽とアスペクトを取っているのはマシだとか。
克服し、太陽意識で生きる可能性がある。

月と冥王星に関しては、以下の案もありました。
アスペクトや様々な要素が絡みますから、一つを捉えてこう!とは言えません。
ホロスコープ見るより、ご自身を客観的に振り返ってみて下さい。
上記の条件に当てはまってませんか?

別に家から出て自立しろって言ってませんよ?これです。
世の偉大な芸術家音楽家も、パトロンありきでしたし。
20歳過ぎても門限があるとか、いつまでもお弁当作ってもらうとか、それは依存だと思いますけど。まぁ私の価値観なので。
親が居なくなったら生活面でめちゃくちゃ困る…ってのは避けた方がいいですね。
金は生活保護でも受けとけ。

あと現状が月から逃げられない…って嘆いたり終わりと思うのは違いますよ。
それこそ月に囚われている。
自分が変化したくないだけです。
みんな太陽、火星を持っているんですから、使えばいいだけです。
でも月(母)から出たくないなら、それはそれでいいんじゃないですか?
共依存も一つの生き方と思っています。

今読んでる本。
ボディアストロロジー
松村 潔
説話社
2016-11-09


マツキヨは別に月否定派ではないと。
本当は7つくらい月があったらバランス取れるんじゃないかと書いていました。
そうですね、地球の大きさに対し、衛星=月一個は少ない。
内惑星の水星金星は、月が地球に依存しているように太陽に依存してますから無視して、
火星で2個、土星なんて64個!!
それだけ多角的使い方が出来るようになるのかな?

前から私は、月は宇宙船で地球人をコントロールしてるんだとムーな事言ってますけど、そろそろ月の裏側も見えてきた事ですし、内部も明かされるでしょうね。
巨大な空洞って、それほんと宇宙船やん。
あと、少しずつですが月は地球から離れていってるみたいです。
これをどう取るかですね。

女性性の解放と言いたいけど、歪曲して育児放棄しちゃう自己啓発系もあるみたいですし。
子供愛せなくても、育児にやりがい感じなくてもいいんですよ。
でも演技でいいから母親を演じていて欲しいですね。
それは土星を鍛える事になるから。絶対に将来糧となります。

あ、そうそう、月と土星は似てるようです。
どちらも変化を嫌う、型に囲う性質があるから。
丁度守護星でいうと蟹座と山羊座ですから、囲う範囲が家庭-社会なんですね。

上記本でもう一つ、月を離脱するのに猫や犬などのペットを飼うといいらしいです。
古典だと、犬=月、猫=金星。
これなぜだろう?と考えたのですが、
月=地球に張り付いてないと存在出来ない=依存しないと生きていけない=ペットって事ですね。
自分の中にある月を、ペットに置き換えて可愛がる事で月を癒すのでは?

月が悪者みたいに散々書きましたが、母性という大事な意味もある。
原始的愛情と言ってもいい。
実際、猫を飼って自分の中にこれほどの愛があったのか…!とかなり癒されました。
存在するだけで有難い、という気持ちを自分にも子供たちにも向けられるようになったかも。

でもペットというのは長生きしません。
その失った時に、少しずつ月からの自立が出来るのでは?と思います。
死は学びですから。

さて今回も、考えがとっ散らかったまま纏まりませんでしたね(笑)
私は否定したものをまた拾い、咀嚼して自分の考えと混ぜていく…という思考回路をしているので、その段階と思って下さいね。続く(かも)


毒親関連でオススメ本。分かりやすい分類です。

占いでもそうなんですが、
「私、月と〇がこれだから不幸なのかー!」で納得・自覚するのはいいけど
「だからずっと不幸なのね…」は違います。
「不幸せの確認」するくらいだったら占いなんぞしないで。
占星術を選んだのは、運命を変える術があるから。
出生図にない力は、今の星と他人からいくらでも借りられます。
なにより人には、自由意志がある。信じて。