余計な事にいつも気づくw
キロンは土星と天王星の間を回るので、公転周期は約50年とかなり遅い。
約4年間同じサインになるので、ハウスの意味を重視した方がいいかも。
以下ザッとハウス(サイン)の意味。

1ハウス(羊)…アイデンティティの傷。自分がよく分からない…
2ハウス(牛)…所有・才能に対する傷。私には才能無いから好きな事で稼げない…
3ハウス(双子)…コミュニケーションの傷。気楽に人と交流出来ない…
4ハウス(蟹)…家族との傷。何で血が繋がってるのにこんな不仲?
5ハウス(獅子)…自己表現の傷。自分の意見を言うのに抵抗がある。
6ハウス(乙女)…調整への傷。みんなもっとちゃんとしてよ!キィ~!
7ハウス(天秤)…対人関係への傷。八方美人疲れた…
8ハウス(蠍座)…情念への傷。感情が極端に動くの疲れる。
9ハウス(射手)…理解出来ない事への傷。なにそれ知らない。無視ろう。
10ハウス(山羊)…社会的プレッシャー。真面目にしなきゃ…
11ハウス(水瓶)…仲間意識への恐れ。ボッチこわい。
12ハウス(魚座)…どこか不安。私は不幸が当たり前なの…

土星とキロンの違いは?
土星は現実で立ち向かう・克服するべき試練で、キロンは前世からの心の傷らしい。
前世となるとドラゴンヘッドは?
ドラゴンテイルが過去生からの積み重ねである程度出来る部分。
前世で職人してたなら、コツコツ手作業は得意ですよね?
ドラゴンヘッドは現世での課題。一人作業だったもんだから、協調性が無いとか。

キロンは脈々と続く魂の傷と言ってもいいかも。

親子関係に問題のある方が、月や太陽とキロンが180度・90度な事が多いので、もう10天体に含めても良いくらい重要な星だと思う。

あくまで持論ですが、キロンがサインを持つとしたら、射手座が妥当ですよね。
だって射手座のモデルはキロン(カイロン)だし。
木星が支配星なんですが、どうもしっくりこないというか。

ケンタウロスは好奇心旺盛で冒険家なので、木星の拡大する意味ともイコールにはなるんですけど。

13星座で一時期ブームだった、今は無き蛇使い座は、医神アスクレピオス。
キロンの弟子です。
蛇の猛毒を薬として使っていた。
死者さえも蘇らせるので、冥界の神がゼウスに「どうにかして!」と訴えて、雷の神によって殺された。

半神半人(半人半馬)の賢者キロンは毒矢を受けて藻掻き苦しみ、永遠の命を手放して星になる。
対して、アスクレピオスは不老不死を極めて、処される。

この対比は何を意味するんでしょうか。
射手座(キロン)と蛇使い座(アスクレピオス)は隣同士。師匠と弟子。
蛇の毒で死んでしまったキロンからしたら、蛇持ってるアスクは「こっちくんな」じゃないかとw
もしかして、弓矢が狙ってるのは蠍の心臓(アンタレス)じゃなく、弟子の方だったりしてw

ちょっとこの三星座を並べて考えてみると面白い事に気づいた。
蠍座「毒で高慢なオリオン殺ったった」
蛇使い座「蛇の毒を薬にしたった」
射手座「蛇の毒で死んじゃった」

毒は何の象意でしょう?
起りえるあらゆる不幸…病気・事故・死別・死じゃないかな。
マイナスの感情もそう。

蛇使い座で毒を克服したかに見えて、師匠であるキロンは救えなかった。
愛別離苦…愛する者と別れる苦しさを象徴してるのかも。
射手座はよく海外へ旅立つと言われますが、それも別れと言えば別れ。

えーとうーんと…
射手座=キロンは、等価交換なのかも。
毒による苦しみを、永遠の命と引き換えに取り除いた。

ずっとキロン=心の傷の昇華の意味を考えてきましたが、等価交換と取るとしっくりくる。
何かを得るには、何かを失う。
例えば、私が不登校の長女を理解する為には、親のエゴを徹底的に殺さないといけなかった。
殺すという表現を使う程に苦しい作業でした。

土星・キロン・天王星の並びですが、
土星で試練=毒
キロンで葛藤=生か死かの苦しみ
天王星で変革=生まれ変わる

こっちの方がわかりやすいかな。
射手座ってちょっと楽観主義者なイメージだったんですが、キロンを加える事で深みが増しましたね。
蠍座で深く闇を見つめて、傷を克服し旅立つのが射手座。
一番課題が大きい星座じゃない?

というわけで、これから射手座の守護星は木星とキロンにしますね。
キロンがすごく小さい星なので「意味ねーよw」という業界の人も居るのですが、名が大事なんですよ。
神話というのは私達の集合的無意識とシンクロしているので。
キロンという名がついた時点で、大きな意味を持つし、時代がキロンの象意に追いついたと言える。

ちなみに愛着があるのは、1977年にキロンが発見された時に私も生まれたから。
氷河期世代の真っただ中で、心の傷のある世代です。

また考えがまとまったら書き改めたいと思います。
あなたはキロンを克服する勇気、ありますか?

神話学入門 (晶文全書)
カール・グスタフ・ユング
晶文社
1975-01T

心理学者のユングが神話により集合的無意識を考えました。
私達は無意識で繋がってるので、世界各地で同じような神話(かぐや姫など)ある。


あ、読み返して気づいた。
人間に死は必要だから、神は死を無くさないんだ。
死を克服したアスクレピオス、存在まで隠されたw

限りある命だから学ぼうと必死になる。
よねっちゃんが、締め切り無いと永遠に曲作れないし…と言ってったようなもんだ。

私達の命って花火みたいですね。