町外の不登校保護者会に行った時に、あるお母さんがこちらに入学していると仰っていました。
その子はとても革新的な子で、自分で考えた通りに動きたいという強い意志を持っているようでした。

ずっと「どんなところなんだろう?」と思っていましたが、
長女の不登校に四苦八苦して、なかなか行けなかった。
でも姪まで不登校になり、うちの下の子も危うい。

いよいよ自分でフリースクールを作る腹を括るべきか…。となって、まずは先駆者に学べと見学させて頂く事になりました。
事前電話予約です。

しかし私は、子どもを入れたいという見学でもない(遠いので送り迎えが難しい)
どういう体裁で行けばいいのか…定まらないまま姉と行きました。

本当に山奥にありました。
学校という考えの方は、そのイメージは持たれない方がいい。
大変失礼ながら、納屋に近い感じです。

子ども達の自由時間にお邪魔しました。
園長先生は…まるで妖精のような方でした。
姉はもっと解る人なので、「あんな人が居るんだ…」とびっくりしてました。

波動が高いというと怪しいんだけど、私は見えないからそんな風に感じるしかない。
それに安心してしまい、学園を作るきっかけは何か、どういう経緯だったのか、教育とは何なのか…まで聞いてしまいました。

「居場所を作った」

その一言でどばーっと涙が。

不登校の子達は、家にも学校にも居場所がありません。

今頃思い出したんですが、私は高校生の頃に不登校になりかけました。
授業が苦しくて仕方なかった。

高校のすぐ下に、中学の頃にお世話になった塾の先生が居たんです。
先生は何も聞かずに、私を2時間寝かせてくれました。

先生が第三の居場所を作ってくれたから、私は乗り越えられた。

居場所が必要なんです。
誰もジャッジしない。自主性を重んじてくれる場所が。

残念ながら今の公営のフリースクールは、「学校に戻す事」を狙いとしている為に、うちの子はまったく行きませんでした。

学校も公営フリースクールも社長が同じようなもんだもんね。変わりはないよね。


園長先生のお話は、「ねばならない」でガチガチの私の考えに染み入る湧き水のようでした。
外でお話してくれたお母さんもまた妖精族で、超癒された。泣いちゃった。

個人的な話など入ってくるので詳しくは書けませんが、兎に角いい場所でした。
山が遊び場だった私にとって、懐かしい場所でもありました。


注意点ですが、あくまで不登校を対象に入れた学校ではなく、オルタナティブスクールという事。
自分で考え、自分で行動出来る。既存の枠にハマらない…そんなお子さんが向いてると思います。

前に書いた不登校児タイプで、王様タイプの子だと思います。
うちの長女はそうだったけど、好き嫌いが激しいし自然特に好きじゃないので無理だ(笑)

私が悩んでいた資金面については、園長先生は最初二人のみ、どこか借りてしていたそう。
考えていたら始まらないので、まずは創ったら、次第に形になってきた…との事。

そうか、そうだよね。
私は今まで失敗ばかりしてきたから、恐れが先だって足が竦んで動けなくなってた。
とりあえずやってみる。これ大事。

賃貸も3万でよさそうな所を見つけました。



とても参考になるお話をありがとうございました。
許可をとっていないので内容は詳しくは書けませんが、ぜひあの場所と園長さんご本人にお会いして聞いてきてください。

なお、資金面でのご協力をお願いしているようなので、出刃亀ですが振込み先です。

ゆうちょ銀行
01780-7-73109
特定非営利活動法人 森の学校楠学園

が一番学校のコンセプトが解りやすいと思います。


しばらくカルチャーショックを受けたようで、姉と二人でボーっとしてしまい、
近くのパン屋さんで珈琲飲んで落ち着きました。
凄く好きなパン屋さん。

蒲生ってほんと良い空気感だよな~。素敵なカフェも多いし…移住したい。


いつまでも二の足を踏んでいる私に、運命は容赦なくけしかけてくる。
腹を括って行動するべきか…。

やりたいか、やらないか。二択しかない。