もう本当に、母親失格な内容が続きますが、自戒と反省を込めて書かせてください。

おとといの事。
近くの川に行きました。泳ぐのではなくただ涼みに。
川と言っても、川岸はコンクリートで整地されていて、階段3段を下りると浅い川に降りれるというもの。
人目がまったくないので、太極拳の練習をする場所です。

小4の子供と足をしばらく浸けていて、私は上がりすぐ側で太極拳を練習していました。
最後の型で立禅して目を閉じていたら、

「ママ助けてー」

ええ?と見たら川の中に居て、下半身浸かっている子供。
さっきまで階段にいたし、落ちた音もしなかったのに何故!?
驚いている間にも流される!!

服を脱ぐか躊躇しましたが、すぐ飛び込みました。
泳いで近づこうとしても、子供はどんどん流されるし、よりによって麻のロングスカート。重い!進まない。
一旦子が沈み、そこで火事場の馬鹿力で地面を蹴り、腕を掴む事が出来た。

幸いにして子は暴れずに私にしがみ付き、足も着きました。
ただ流れが早い!スカートが押されてよろけ、沈んでしまった。
頭によくあるニュースが流れました。

「溺れた子供を助けようとした大人が亡くなり…」

この時、妙に冷静でした。
川というのは急な流れの時には逆らわない方がいい、とすぐに思い出し、子供を上に掲げたまま流されるままにした。
すると流れが一瞬収まり、足が立った。

本当に、この時子供も落ち着いていたのが良かったんです。
暴れられたら無理だったでしょう。

しかし川の真ん中で立ち往生。スカートが水の抵抗を受け押されるし、川石は苔が酷く滑る。苔でコケそうナンチャッテ。
普通は元の位置に戻ろうとしますが、流れをみてふと鉄腕ダッシュを思い出しました。
手作り船の回だったと思うのですが、急な流れの所は岸に向けて逆流がおき、出れなくなると…。

背後に視線を向けると、砂地が見えました。
ここで昔の記憶が蘇ります。
私達の時代まではよく川遊びをしていました
砂地の所は流れがゆるやかなのを知っていたんです。

そこに向けて、子を抱えたまま慎重に歩きました。
ここで太極拳で鍛えた下肢が水流に負けなかった。
上虚下実で気を全部足の裏に向けた。

無事に向こう岸に渡りましたが、どうやって戻ろう…です。
向こう岸は高い壁で登れるような場所はありません。
上流をみれば、シャバシャバ細かい水しぶきが上がっています。
浅くて石がたくさんある所です。

もし流されてもいいように、大岩のある箇所より上流を、まず一人で四つ這いで渡る。成功。
ここで重いリネンのスカートを脱ぎ投げ置く。ペチコート着てて良かった。

それから戻り、子を背負い四つ這いで渡る。
石が滑ってひやひやしましたが、乾いた石の上に手を置きながら何とか渡りました。

助かった安堵感と疲労で、心臓が痛くてしばらく動けなかったです。
子は私を気遣い、あれやこれやと言ってきましたが、耳に入らなかった。

後で子が言うには、足をもっと浸けたくなり、階段を歩いて降りて太ももまで浸かったら流されたそう。
昔から水を怖れない子で、川に飛び込もうとした事もしばしばあった。
もう小4だし大丈夫か…と油断した私が大馬鹿でした。
猛省しつつ子供を叱りました。

子は意外とメンタル強く、帰ってお風呂に入ったらケロッとしていました。
でも私は震えが止まらず、高校の友人ケイちゃんに電話をしました。
彼女の子供もわりと目が離せない子で、私はそれに、
「過保護すぎるのでは?」
と思っていましたが…あれが大正解だったと詫びました。

彼女は私を慰めた後、
「子供がどんな突拍子のない事をしても、何かあれば責められるのは母親だからね…」
ほんとそう。
こういう「あわや」は母親なら誰もが経験しているでしょうが、母親だって気の抜ける時があるのに、世間はそうは見てくれない。

「私最近、自分の事ばかりして、子供の事蔑ろだったと思う。だから気をつけなさいって戒めだったのかもしれない」
そう言葉にしていました。
もう私が悪いのは重々承知です。
本当に、無事で済んだからこうして書けたんですよね。

命を救う知恵をくれた鉄腕ダッシュ様。
色々ありましたが、自然の厳しさと知恵を教えてくれる良番組です。
これからも応援しております。
本当にありがとうございます。

あと、やってて良かった太極拳。
冷静でいられたのは、上がった気をコントロールする訓練をしていたお陰だと思います。
ああいう時、パニックになるのが一番危険です。

帰って言いたく無かったけど夫に報告したら、大目玉の後、
「お前はリアル精霊の守り人か」
冒頭のシーンで、川に落ちた子供を女用心棒のバルサが救うシーンですね、わかります。
実際やってみると、いかに困難か解った…。

ネットで子供が溺れた時どうするか…を調べてみたら、
・浮きそうなもの(水が少し入ったペットボトルなど)を投げます
・誰かに大声で助けを求めます
・絶対に飛び込んで助けに行かないでください

どれも無理です!!

ペットボトルはそんな都合よくない!!
あっても、ナイス・コントロール出来るのはバタコさんくらいだ!!

我が子がどんどん流されるのに、助けを呼ぶなんて考えもなかった。
私母性薄いと思ってたけどあった。あったわ。
とりあえず、次こんな場面があれば覚えておくことは、

服を限界まで脱ぐ。

綿と麻生地は重すぎる。
靴履いた方が浮くのでいいらしい。
でも固定されないサンダルだと脱いだ方がいいと思います。滑って足くじきそう。
私は裸足でした…。川石痛い。

子供が暴れていたら、ビンタしたり腹に一発あてて気絶させるくらいの意気込みで。
背後に回り、羽交い絞めの要領で持ち上げ、自分は大きく肺を膨らませ、子を上に乗せてラッコの要領で浮く。
そのまま流れが穏やかな所まで流される。

何より落ち着く事が一番!!←これが一番難しい。

あくまで私が考えた方法ですので自己責任で。

水難事故で亡くなってしまうのは圧倒的に父親ですが、もしうちの場合も夫だっら…
恐らく助からなかったと思います。
何故なら、男性は力がある分必死で泳ごうとするからです。
脂肪の量的に、女よりも浮きにくい。

流れに逆らわないのが一番です。
川は早い、ゆるやか、早いを繰り返すので。
いやほんと、無事だったからこんなエラそうな事いえるけど!

母方祖母が言ってました。
「子供が8人いると、全員を見守る事は難しい」
「だから毎朝、ご先祖様に自分の代わりに守って貰えるように拝むんだよ」

子供が犠牲になる事件でも、たまたまそこに居た…という運というしかない状況が多いです。

目に見えない力は、目に見えない存在に助けて貰うしかない、それがご先祖様なんだと思います。
流れが一瞬緩やかになった時、私は誰かに守られたと感じました。

神様仏様ご先祖様守護霊様ハイヤーセルフ川の神様鉄腕ダッシュ様太極拳様、本当にありがとうございます!!!(涙)

このアクシデントがあるまで、実は悩んでいました。
特技で小金を稼いでは居ますが、内職以下の収益。
「定職に就かない、パソコンで遊んでいる、家で楽してるように見えるから、長女が不登校になるんだ」
と母親と悪友に言われて落ち込んでいたんですね。
職安にも行ったりしてたんですよ。

でもその焦りは川に流れて行きました。
とりあえず、私生きてる。それだけでいいじゃん!マジ尊いじゃん!!!です。

相変わらず死の淵に立たないと生きる有り難味の解らないヤツです。
某有名ブロガーではありませんが、
「生かしていただきありがとうございます」

これから水の事故が増える時期になりますが、どうか私のようにならないように気をつけてくださいね!

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もう川に行かない。

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