まず昨日の事。銀魂の作者さんの質問コーナーに唸りました。



見やすいように文字に起こしました。

面接で、尊敬する人は?と聞かれて「坂田金時ですw」と答えちゃってもいいですか?
という質問に対して…
===
君がやろうとしていたことは例えるなら「おにぎりの具で何が好き?」「具志堅用高」って答えてるようなもんです。きめぇでしょ。
自分が具志堅の話をしたいばかりに、人の話を聞いていない、会話が成立していないんです。
オタクがきめぇんじゃない。
下手なオタクは自己が肥大化して、他人の話を聞くより自分が何を話すかばかり考える人が多い。
そして会話に不具合が起こる、それがきめぇんです。

面接はいかに自己表現できるか試す場でもありますが、あくまで会話の中でです。
まずは面接官の話をちゃんと聞きましょう。
「君が好きなアフロの具は?」「具志堅用高」なら分かります。

でも面接官はおにぎりの具を聞いているワケでしょ?
「二次元の尊敬している人」ではなく「現実で尊敬している人」を質問してきているワケでしょ?
じゃあ君が答えるべきは一つでしょ。
具志堅用高です。

…センスが過ぎる。
ガンダムオタクも聞いてない、興味ない人にまでモビルスーツの製造番号みたいなのを捲し立てて来ますよね。
という私も占星術の話題になると止まらない傾向なので、気を付けないとね。

これを踏まえて、今日の千葉子との電話。
事の発端は千葉子のホロスコープを見て、「実は頭すごくいい自信持っていい」という会話から。
ホロスコープのいい所を探す癖ができていて、最近は「あなたには特別な才能がある」と書くことが多かったです。
私はお世辞と坊主の頭はゆったことがないので、見た通りを書いているだけなんですが、それに千葉子がツッコミ。

「みんな特別な自分になりたがるけど、歯車の一部もいいもんだよ」
ガツーンきた。
彼女は結婚が早く専業主婦時代が長く、ここ数年で初めて働く生活をしています。
夫がモラハラで、出会った高校の頃から「お前はバカだ」「お前は出来ない奴だ」と言われ続けていたのでそう思い込んでいました。
ところがいざ社会に出るとことのほか有能で、社内のコンテストで優勝するレベルでした。

「私もマニみたいなの、羨ましいとは思うけど、その他大勢もいいもんだよ。休みすぐ代われるし」
…確かに。

一方私は十八歳で高卒で働き始め、14回転職するぐらいには働いてきました。
私ほど「普通になりたかった」人間はいないんじゃないかというくらい、歯車に噛み合うように自分を押し殺し、周りに馴染もうと必死でした。
聞き役でいれば波風は立たないと言う生き方を覚え、ずっとひたすらおばちゃん達の愚痴を聞いていました。

それに限界が来たのが2019年。今まで得意だと思っていた接客がものすごく苦しくなり、わざと喧嘩に巻き込まれて解雇になりました。
「また歯車になれなかった…わてはアカンやつや…」という絶望しかなかった。

「その他大勢・歯車の一部」と言うと「特別な自分」でありたい人ほど抵抗感を示しますが、
歯車になれる人たちが多いからこそ、この社会は成り立っている。
下水道の掃除をしてくれる人たちがいるから、私たちは安心安全な水を当たり前のように飲める。
清掃業の人達がいるから綺麗な施設を利用できる。
こういう「縁の下の力持ち」的な仕事の方々の方が、不確かな事で富や名声得てる人達より、余程尊敬できます。

私自身も清掃業でひたすらトイレ掃除する日々でしたが、感謝されるし一人でやれるし、合ってました。

以前、某教室に通って、同じ年代くらいの先生の「この人は凄い人だ」フィルター外れたら、稚拙な感じがしてきました。
マシンガントークをひたすら聞いていると、社会人経験ゼロだったことが判明。
大学院まで通ったのにバイトすらしたことがなかったそうです。金持ちかよ。

なので発言に実がないと言うか、全然頭に残らないことが多かった。
また聞いてもいないのに LINE でうんちく長文語り・見たいとも言ってない家族写真が数枚送られてくるのが苦痛になり、教室やめました。
まるで子供が話したい事を話しまくり、自分のおもちゃを見せつけるような感じでしたね。
「社会人経験がないからなんだなぁ」と思ったら全て納得でした。
人間として尊敬出来ない人は、いくら不思議な力があっても尊敬出来ません。


風の時代・水瓶座時代の流行りで「好きなことを仕事にしよう!」「やりたいことをやろう」と言う風潮になり、私もその波に乗っていろいろ書いてきましたけど、反省しております。

「特別な自分」である前にまず「当たり前の人間」であった方がいい。

人間は人と関わって生きる動物。
その時に挨拶・謝罪・お礼が言えない、約束を守れないとどうしようもありません。孤独になるだけです。

若いうちは特に社会に揉まれることも必要だと思います。体力もあるし、挫折しても回復も早いです。
歯車の一部になってみて、それでもなんか違うなー違和感があるなー苦しいなと思ったら、フリーランスの道を考えてもいいと思います。

若い時からチヤホヤされると、深みのない勘違い人間になってしまいますから。
焦らないことですよ。人生存外長い。

次。ちょっとしたアクシデントがあって千葉子に愚痴ったら、
「お前の人生ほんと障害物競争だよな」
と言われました。ぐうの音も出ない。

次。霊感のある会話になって、
「霊感ある人達って、幽霊しか見いよね。どうせ見るならいいもの見ればいいのに」
鋭いね〜
言われてみると確かに変なものしか見ない人多い。
これは以前は波長の法則と言ってました。
マイナスの気を発しているからマイナスのものしか見えない。

でも最近霊感というものは脳の誤作動ではないかと思うようになってきました。
RAS、自分は霊が見えると思い込む事により、そうなる。


中二頃に霊感の強くなる子が多いのですが、成長期にホルモン爆増して大変化を起こすらしい。
それが脳に作用しないとは言い切れない。
この時期に強く「私は霊が見える」「霊感の強い私は選ばれし特別な存在」「クッ…!古き神に封印されし我が右手が疼く…!(包帯はずしー)」と思い込むと、大人になってもRASの作用で見えるのでは?

根拠の一つに、霊感の強いと言っている人達はオタク気質、コミュ障が非常に多いからです。
思い込みが強い、人とうまくいかない、自己肯定感低い→特別な自分でありたい。

不思議なチカラなんて姉を見て思いますが、クソの役にも立ちませんけどね。むしろ弊害。
姉は看護師なので未だに見える物は脳の誤作動だと言い張ってます。

千葉子曰く、
「今はSNS で承認欲求が満たされやすくなったようで、逆に飢える人が増えた」
 Twitter だと有名人と同じ土俵に上がったような感覚さえ覚える。
自分もバズってしまえば簡単に有名になるような感じがする。

エゴというのは押入れに押し込む荷物みたいなもので、気がつけばいっぱいになり溢れてようとしてきます。
なので、逐一点検して捨てる作業をしないとすぐ悪さをする。
私は1ハウス太陽もちですぐ自我が肥大するので、特に謙虚であるように戒めてます。
家の押し入れは全部やばいです。どうしよう。誰か片付けてー

エゴに囚われて勘違いしないようになるには、ありのままの自分=セルフイメージを認識する事。自己肯定感を高める事。
その為に、土星の下積みの力だと思うんですよね。
僕のヒーローアカデミアでもそんな事を言ってました。

ホロスコープにいくらいい意味、才能があると出ていたって、なーんにもしなければなーんにもならない。
これ吉角度の複合ある人に多いから気を付けて。
積み重ねた努力は成功はしなくても、絶対に何かの役に立つ。

障害物競走を乗り越えてきたらこそ、今の自分があるわけで。
全部魂の修行=下積みだったなーと思っています。

私は何者にもなるつもりはありません。
ただ目の前の出来る事を淡々と続けるのみ。

肥大化した自己を知りたいなら山月記。
文豪ストレイドッグスのお陰で文学興味ある女子増えて良かったね。