主婦といえども料理が苦手でして。
世のお母さんイメージ、「母親は無条件に料理が上手い」には苦しめられました。
運動会のお弁当なんて3日前から嘆くくらい。

世の料理研究家は料理が好きだからそんな職業をしているので、レシピ見る度、
「料理下手な人の気持ちなんて、解らないから複雑なレシピなのよ。オイスターソースなんか使うか!」
と被害妄想になっていました。

毎日の飯づくりが本当に嫌で嫌で…そんな中、テレビで(おそらく)土井善晴さんが「土鍋のご飯の炊き方」をしていた。
「ふんっ、どうせ一般家庭では気後れするテクニックなんでしょ」
と斜めに見ていたら…
「沸騰する!火止める!布被せて10分!──以上」
うええええ!?でした。

もちろん1時間くらい浸水した米ですよ。
試しにしてみたら…本当に炊けた。
目から鱗過ぎました。
しかも炊飯器投げるくらい美味い。
それからズボラな私ですがずっと土鍋で炊いています。

定期的に来る、ご飯絶対作りたくない病の時、

一汁一菜でよいという提案
土井 善晴
グラフィック社
2016-10-07


こちらの提案をテレビで観まして。

「ご飯なんて、味噌汁があれば栄養足りるんだから、おかずなんて漬物程度でええ」
「文句言うやつは自分で作りはったらええ」
なんか泣いてもうた。
そのあとスタンディングオベーションですよもう。

この日から作りたくない病の時は、味噌汁に適当に野菜バーッ入れて、あとは目玉焼きとか焼き魚とか。
家族は不満そうだけど、なら自分で作れと居直る。


軽く生い立ちはこちら。
良いこというなー。ラストなんて天職探しへのヒント過ぎる。

最近グレーテルのかまどの再放送でも経歴を知ったんですが、ご両親共に料理家でサラブレッドですね。
しかも洋・和とプロの世界に居たとか。凄い。

なのにどうしてこんなに主婦に優しいのでしょうか。
だって料理上手な母親に育てられた男性って、妻に対しても「上手くて当たり前」と決めつけるじゃないですか。
そのへんを不思議に思ったので、勝手ながらホロスコープを覗かせて頂きました。
土井善晴
水瓶座ァ!ハイ結論!!
水瓶座は常に先に居る星座です。宇宙人(スターシード)だと思っています。
松村潔氏はよく、水瓶座とその守護星・天王星を表現する時、「普遍性」と書かれます。

永遠に価値を変えないもの…みたいな意味。
一方対極は、ローカル…村・県・国という枠の中の決まり=土星です。

例えば、国が変れば素手で食べる。それを日本では下品とされる。これが土星的固定観念。

どの国も民族も「いただきます」「ごちそうさま」という言語がある。
それは食べ物の恵みに感謝するから。
この思想は人類共通、過去も未来も同じ=普遍性です。

この普遍性をナチュラルに解っているのが水瓶座。
しかし日本のようなローカル固定観点が強い所だと、変人に見られるという弱点があります。
結果、その素晴らしいアイデアも引っ込めてしまう水瓶座の、なんと多い事か。

料理でも何でも新しいことをやろうとしたら、今自分がイデオロギーの中にいることを自覚しないと。何か新しいこと、まだ誰もしていないことをしようと思ったら、秩序の外に出ないといけないでしょう。

つまり「とらわれない」ということですけど、外に出るともっと大きな秩序の中にいることがわかるんです。

だからこそ、今まで言語化されてこなかった大事なことを、きちんと伝えていきたいですね。人間が幸せになる方法がそこにあるんちゃうかなぁと思います。


まさに普遍性。
この大きな秩序って、お釈迦様の手の平のような…宇宙の法則と言ってもいい。
人間の5感では把握しきれ無いから、言語化ってほんと難しいですよ。
それが出来るのが水瓶座なんですけどね!(謎の水瓶座推し)

あと牡牛座の月ィ!
美食を司る牡牛座。ピッタリ。
牡牛座の美的感覚は、純朴なものだったりするので、民芸品…用の美に魅せられたのも解ります。

グランド・クロスはその昔、大凶アスペクトとして恐れられました。
特にこの不動宮グループ(牛・獅子・蠍・水瓶)のグラクロはエネルギーが封じ込めれらる感じがあり、扱いが難しいとされました。

まず不動宮を考え直しました。
単純に「動かない・変化を嫌う」かと思っていた。獅子なんか特に王様なんですよ。
王様は自分で動かず、大臣に指示したり参謀と相談したり、人を動かしますよね。
居るだけで存在感がある、人を動かす力があるという事。
「継続・粘り強い」という意味もあります。

料理の修行は大変厳しいものです。
ずっと立ちっぱなし、熱い、鍋重い。女性は耐えられないのも解かる世界。
その修行を「楽しい」と続けられたのは、まさに不動宮パワーです。

星の組み合わせも重要です。
海王星・金星・火星・天王星。
思わずうなりました。
海王星と金星は女性性。イメージ・美的センス。
火星と天王星は男性性。変革、行動。

水瓶座は元々ジンェンダーフリーな方が多いですが、土井先生も男性性と女性性が調和しているんですね。
なので「か弱い女性に優しく!」「妻にも理解を示して差し上げよう!」
という押し付けがましいのではなく、ナチュラルに女性の立場を理解してくれている。
それはインタビューにもよく現れています。

「男性よりも女性のほうが実感として、大きな秩序というものを自分の中に持っていると思います」

そこに男性が気づくって…しゅごい。

あ、グランド・クロスは閉塞性ですが、火星と天王星という二大アクティブ星が居るので、海外まで飛んじゃう行動力になったのでしょう。
木星は天秤座なので協調性も抜群。

ちょっと詳しいチャート。

246713
ハイ、アート線の複合アスペクトきたこれ。黄色の線です。
土星木星の底辺に、頂点が火星。
行動力の凄さはここからも来てそうですね。

もう発想が素晴らしい。
宇宙意識を降ろしていると言っても過言ではない。
それを土星が上手く現実的に、世間のニーズに合わせている感じ。
なにせ射手座土星ですから。努力も学ぶのもお手の物。


水瓶座にある小惑星のステリウムもすごいですね。
水瓶座の意志を世に広める為に、地上に来た宇宙人やわ。

あ、なんかわかったぞ。
不動宮グランドクロスの使い方は、火星と天王星を意識して使う。
活動宮(羊・蟹・天秤・山羊)に惑星があるなら、それを使ってもいい。

ぐるぐる回る車輪に、エンジンを付けて進んだら、粘り強く続ける不動宮は強い。

料理だけでなく、占星術業界にも希望を与えてくれた土井善晴先生、マジ救世主。
背中に羽が見えて来た…!


唯一、欠点を言うならば「頑固」(笑)
水瓶座って風エレメントだけど、とっても頑固な人多いんですよね。
それだけ譲れない信念があるんでしょう。