きっかけはこの夢。
いつもこの夢には誰か居て、知らない人の事が多いけど今回は次女が居ました。
床が高くなっているスペースに座る次女に、
「立ったら天井に届く?」
と言うのですが、聞こえないのか無視。
「ちょっと立ってみて」
と率直に言うけど無視。
4回目でやっと通じました。

これは現実でも何度か繰り返している出来事。
次女は軽度の自閉症スペクトラム障害です。
知力は問題ないけど、コミュニケーション能力が低いです。

耳が聞こえないわけでなく、一つの事に気を取られている・自分の思考に捕らわれている時、本当に周りの音が聞こえなくなるんです。
父もそうでした。
私は最近これに関して怒る事が多く、
「ちゃんと聞いてんの!?」
と前日も叱ったばかりでした。

潜在意識を現す夢にそれが出たという事は何だろう?
私は考え、取り合えず次女と話し合う事にしました。

参照にしたのはこちらの本。

病気を心(スピリチュアル・メタフィジックス)な面から捉えた本です。
4月から次女のアトピーは過去最大に悪化していたんですが、この本によると、
※回りくどい文体なので、省略、意訳入ってます。

「皮膚のトラブル」
・恥の感覚が強い
・他者が自分をどう思っているのか気になり過ぎる
・自己否定が強い
・被害者意識が強い
・周りからの影響を過度に受ける
・人を遠ざけたい
・コミュニケーションの喪失を過度に恐れる
・自己受容が出来ない

対処法
・自分の長所をリストアップ。または周りに聞く

コメント
 周りの人達もあなた同様に、不安・恐れ・弱さ、限界を持った人間です。
これらがあるからといって、価値が無いなんて事はないです。まずは自分自身を救いましょう。
その事で逃げたり止めるような状況になり、周りが責めたとしても、自分を責めないで。
あなたの価値を決めるのは周りの概念、社会の基準に添う事ではなく、あなたの内面、人間性なのです。

「かゆみ」
・欲求を抑圧している
・誰かのせい・何かのせいで〇〇が出来ない!と思い込んでいる
・皮膚=人格。アイデンティティが乱れている
・誰かを傷つけるのでは?嫌われるのでは?と不安
・思い通りにしたいコントロール欲=完璧主義者

対処法
・かゆみの部位の意味をしっかり確かめる。
・本当の欲求があるなら、恐れず行動してみる

これを読んで、色々腑に落ちました。
次女は小2までは周りにも愛され、才能も伸ばして順調に過ごしていました。
しかし小3の時に暴力的な多動症児が入ってきて、環境は一変。
学級崩壊し、支援教室も先生が変わり、合わなかった。

追い打ちをかけるように、長女が不登校になり私と毎日大げんか。
少しも安らげる場が無くなる。

小4に上がるのを切っ掛けに、本人の強い希望で私立に転校。
しかし長いバス通学と長時間の勉強(8時間)で挫折。
一回目の学校とは別の公立へ転校。
しかし行きたくない意志が強く、フリースクールへ。
学校へは週一通う。

今年新年度。学校、フリースクールの先生も一人変りました。
それからアトピーが酷くなった事を考えると…完全にストレスですよね。

本の最後の方には、カウンセリング方法も書いてあり、それに添い質問をしました。
「いま、そのアトピーによってどう思っている?どう感じる?」
「かゆい。夜寝れない。見た目も悪い」
答えながら太ももを掻き続ける。

「アトピーがある事で、何が出来ないと思って居る?」
「プールにいけない。人前に出られない。風呂が染みる」

「アトピーのせいで、どんな人間になれないと思っている?」
「…普通の生活が出来ない」

病気を「出来ない言い訳」に使うのは、わりと多いんです。
逆に言い換えると、病気で得をする事があるという事。
これは言わなかったんですが、本心は「普通の生活を送りたくない」だと思います。
アトピーが無くなると、人前に出ないといけない=学校に行かないといけないと思っているかも。

もう一つの得は、母親の気を引ける事。
アトピーが無いともう構って貰えないと思い込んでいる。
これは昔の私の家出からくる、分離不安だと解っています。不徳の致すところ。

「自分が本当にしたい事をしたら、どんな事が起きる?周り、自分はそれによりどういう反応をおこす?」
「……」
この質問の原文は解かり辛いので、何回か言い直し、上記になる。
私はこの質問でピンと来ました。
「もし、学校に完全に行かなくなったら、まず長女がなじるよね。パパも怒る。私も困る。そう思ってる?」
その瞬間、次女の目から涙。
後ろに長女が居て言葉に出来ないようだったので、回答は「首を縦に振る、横に振る」でするように言う。
すると、縦に振りました。

「どっちが辛い?フリースクール?」
反応なし。
「学校?」
かすかに首を縦に。

学校の方も不登校児専用教室なんですが、休憩時間に他の生徒達が5人くらい入って来るそう。
それが恐ろしいと。
自分の存在を知られたくないと。

…恥の感情ですよね。
不登校で、見た目もアトピーな自分は恥ずかしい存在だと思い込んでいるのです。

「正直に言えば、学校行かなくなるのはママは辛い。でも、その事であんたが自分を傷つける(掻きむしる)のはもっと辛い。から行かなくていい。長女とパパはママが(拳で)黙らす」
泣く次女。

これから、私はまず「自分を許す事」を伝えました。
不登校になってしまったのは、環境も悪かった。私も悪かった。
自分一人のせいじゃない。
失敗は誰にだってある。子どものうちの失敗は当然だ。
それで自分はダメな奴だと決めつけるのはまだ早い。
私なんて仕事14回も失敗している。

あんたには良い所がいっぱいある。そういう所に目を向けて。
何か出来る度に自分を褒めていけば、成功体験が増えて行く。
人から認められなくていい。自分だけが認めてあげたらいい。

ここで上の夢の話をしました。
私は自閉症児の耳の在り方を知っているのに、最近怒っていた事を謝りました。
ちゃんと伝わるように、目と目を合わせてから話すようにすると言いました。
でも、忙しい時はそれは出来ないかも。
出来なくても、ママはそんな自分を許すし、あんたも許してね☆彡

そして夢の鳥の話。
「出来ない」と思い込む事により、鳥を消して死なせた。
自己否定の恐ろしさを目の当たりにした。

パンドラの箱って知ってる?
人類の醜さを全部詰め込んだ最悪の箱。
それをパンドラという女が開けたから、この世界は醜い。
でも、その箱の底に残っていたのは「希望」

希望ってよく分からない?だよね。
アウシュビッツって知ってる?
昔、ドイツで頭イカレた指導者が、ユダヤ人を差別して大量に殺してしまった。
ユダヤ人を閉じ込めた牢屋では、どんなに体力があって健康な若者でも、
寒い、汚い、飢えでどんどん死んでいった。
彼等には絶望しかなかった。もうここから二度と出られないと。

生き残ったのはどんな人達だったか?
ピアニストは「ここを出たら、世界ツアーをしたい」
パン屋は「美味しいパンを、町中の人に食べてもらいたい」
医者はそんな人達と集まり、ここを出たらどうしたいかという希望の話をした。
そして、その通りになった。

今あんたは、自分はダメだと思い込んでいる。その通りの未来を作ってしまう。
でも希望を持てば、変る事が出来る。
焦らなくていい。
焦り・不安・恐れから行動するとその通りになってしまうから。
ただ今、出来る事に集中して、やれたら褒める。
出来なくてもそれは忘れる。それだけでいい。
人はゆっくりゆっくり成長する。
私なんて43歳でやっとしたい事が見付かっただし!
あんた今いくつ?11?80年は時間あるがな。
気長に行こう。

話している間、太ももを掻いていましたが、これは「行動したくない」という心理らしい。
たまに顔=「面目を潰したくない=恥をかきたくない」
両腕=「自分は無能だと思って居る」

…自己否定ですよね。
まだ子供だから希望の話をしましたが、大人となると難しいんです。
病気と同じで、「ダメな自分で居る事の得」に味を占めるから。
それは、頑張らなくていい事。
「何やってもダメ出し…」と諦めたら、努力しなくていいじゃないですか。楽ですよね。

私は仕事でうつ病になり引き籠っていましたけど、確かに楽でした。
でも身体が休まると「何かしないと」となるのが動物なんでしょうね。

自分が克服したから、元デブがダイエット成功して現デブに厳しいように、
「向上心のないやつはバカだ」と言って来ました。
そして何度も寝たきりを食らい、人の世話にならないと生きていけなくなった時、人間の価値はなんなのかを考えました。

どんな自分でも、認める事ですよね。
目を反らしたい部分も多々ある。
でも「それも私だ」と認め、受け止める。
それから何かが変わった気がした。

希望とか、「ありのままの自分を受け入れる」とか、陳腐な言葉ですよ。
でも何よりも大事な事でした。

この件は夫とも話し合いましたが、昭和脳が強いので難しいみたい。
将来の不安を言ってきた。
おそらく、こういう繊細な子達はネットで仕事出来る環境になると思ってます。
自分が今それをしているだけに、信じられる。

生きてるだけで苦しいのに、過去や未来で苦しくなるのって完全にキャパオーバーですから。
少しでも楽になれるように、今を生きようと思います。



学校に行きたくない君へ (一般書 208) [ 全国不登校新聞社 ]
たくさん不登校関連の本読んだけど、モヤッとしなかったのこれだけでした。

「不登校は治る!」…病気じゃねーよ。
「不登校に陥る」…悪くいうのね。
「不登校は解決する」…事件かよ。

最初の頃は飛びつきましたけどね。
今となっては、子どもにとって学校=地獄なのに、その地獄に突き落とすような事をしていた鬼である自分に反省しています。
自分だって、死ぬほど行きたく無かったくせに。

本に関して、母親視点のがあまりにない。
母親だって辛いンだわ。
なのに「ああして」「こうして差し上げて」なアドバイスの本ばかり。
ただウッカリ母親なったのに、聖母のようにふるまえないから。
だからお母さん達も、どうか焦らずに。まずは自分を癒して下さいね。