私はカタカナと英数文字に極端に弱いのですが、何とか占星術の用語は覚えているかも。
興味なんですね結局。たまに間違えるけども。

むかーし昔。まだ天王星も発見されていなかった頃。
古典占星術では各星座(サイン)の支配星(ルーラーシップ。私は守護星と書く)は、
サイン12
惑星  7
と惑星が足りていませんでした。

なので、金星が牡牛と天秤を司るように、一つの惑星が兼任しておりました。
火星=牡羊座・蠍座
木星=射手座・魚座
土星=山羊座・水瓶座
です。
今では、
蠍座=冥王星
魚座=海王星
水瓶座=天王星
となっていますが、実は歴史が浅く(天王星発見は1781年)現代占星術といって古典とは分けているらしいです。
ちなみに旧ルーラーは副支配星と今は言いますが、これも諸説あり。冥王星を副とする人も居る。

これを踏まえて。
惑星を俳優、サインを演じる役に例えると、
惑星には演じやすい適役とミスキャストがあります。
これを「品位」ディグニティと呼ぶ。
ディグニティは威厳と訳されるらしいけど、ここは一般的な品位を使います。

毎度お馴染み私のホロ。
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金星♀は天秤座♎にあります。
天秤座のルーラーは金星。居所。
これをルーラーシップと言います。(ドミサイルとも言う)
居心地が良くて一番力を発揮出来ます。

金星をコールドブルーのガッキーだとします。
彼女の役は恵まれた生まれで医者になり、周りと協力し合います。
天秤座チックな役です。

可愛くて人柄も良く誰からも愛される金星ガッキーは、伸び伸びと仕事が出来ます(ドラマでは大変ですが)
アスペクトで言うと吉角の60度(セクスタイル:安定した状態)みたいな感じです。

ルーラーシップが一番惑星にとっていい場所と思いきや、もっといい場所(サイン)がある。
高揚「エグザルテーション」です。
私の木星♃は蟹座♋に居ますが、木星にとって蟹座は高揚の位置です。

ルーラーシップの場合は、自分の国にそこの王様が居るようなもの。
エグザルテーションは、アメリカ大統領が日本に来て盛大にもてなされる感じ。
「ゲイシャーニンジャー」呼び放題やりたい放題。

ドラマあんま見ないのですが、半沢直樹で例えるなら北大路欣也さん。特別出演。

トップの役というだけでなく、役者も大物ですから周りも引き立てる。
木星はなにせ神話のトップ、ゼウスなので拡大、権威を現します。
まさに頭取って感じ。
この木星頭取が自分のホーム、射手座=海外に居たら、もっと自由に振舞えると思います。
蟹座に居ると、身内を保護し、養育しようとします。
蟹座が広がれば国家も現しますので、「この銀行を良くする事が国の為…」という感じ。

蟹座の、人への強い愛を木星が拡大するので、射手座みたいに手広くやるよりも力が集中し強くなるのはイメージ出来るでしょうか?
アスペクトだと120度(トライン:強い調和)な感じ。

次、フォール(下降・転落)
蟹座♋の火星♂が下降になります。
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高揚の反対…っていうのだけど、すぐ理解出来なかった。
火星の高揚のサインは山羊座。山羊座の反対の位置は蟹座。なので蟹座が火星にとってフォールという事ですね。
ちょっとドラマに例えるの疲れたので…
全国チェーンの店。大阪でバリバリやってきた火星君は、地方の店舗へ移動となる。
ところがその店は地元贔屓の土地柄で、他所から来た火星君はろくに口も利いて貰えない。
最初は頑張って交流しようとしたけど、そのガードは固く火星君はどんどん萎縮してしまうのだった…。

蟹座の作用が悪く出ると、身内贔屓で余所者を排除する、敵味方を厳しく分けます。
アスペクトで言うと150度(クインカンクス:ストレスや試練が生じる)かな。

最後、障害「デトリメント」
フォールより悪いとされます。
ルーラーシップの反対の位置です。
蟹座のルーラーは月ですが、その月が対角の山羊座にある時に、デトリメントとなります。

上の例えの逆。
地方の店で地元の人達と仲良くやっていた月さんは、東京の店へ移動になる。
視野が広く優秀な人が多く、仕事は仕事で基本慣れ合わない、山羊座チックな職場で、月さんはどんどん寂しさを抱てしまう…。

私のホロでは土星♄が獅子座♌にあり障害です。
獅子座の対角は水瓶座♒。水瓶座の副ルーラーは土星。

バレー部に例えます。
♒土星君はセッターです。全体を見てトスを上げ、試合をコントロールします。
チームプレーがとても大事だと思っています。

♌太陽君はアタッカーです。目立つの大好き。みんなに注目して欲しくて練習を頑張っています。

ところがある日、土星君がアタッカー、太陽君はセッターにさせられてしまいます。
土星君は周りが気になり、強くアタック出来ません。
太陽君はトスなんて地味な事嫌だと不貞腐れます。

要は、適材適所の逆です。
アスペクトだと90度(困難な状態)180度(緊張状態・激しい反発)でしょうか。

どのサインに来たら4つの品位に当てはまるかの図はこちら。

他にも細かくターム・フェイスなどありますが、基本はこの4つです。

これはハウスを使わないので、出生時間が分からない方を調べる際重視します。
アスペクトも要りませんね。
ルーラーシップ(居所)とエグザルテーション(高揚)の位置にある惑星は上手く活用出来る。
フォール(下降)とデトリメント(障害)だと、ちょっと使い辛い。

ただアスペクトに関しては、私の蟹座の火星は下降になりますが、
行動力に関しては周知の通り。アウェイでも図太く自分の意見を言います。
パラス
オーブを広くとると、♋火星は♈月と120度です。
ここはミューチャル・リセプションと呼ばれる関係になる。
惑星を国王とするなら、国王同士が入れ替わっている状態。
力がぐるぐる行きかうので、相乗効果があるとされます。

つまり、本来なら弱るはずの火星は、牡羊座から月を通してめっちゃ応援されてるので、
「よーし、がんばっちゃうぞ☆彡」
になります。
ただ牡羊座パワーなので、短絡的で持久力はありません(笑)
ソフトアスペクトもあるので、この繋がりはより強くなるわけですね。

4つの品位が全部そろってるだけでもサンプルとして優秀ですが、ミュー(略)も割とあります。
この惑星の繋がりを見る事をディスポジターと言いますが、長くなったのでまた。

参照
占星術完全ガイド ――古典的技法から現代的解釈まで
ケヴィン・バーク
株式会社フォーテュナ
2015-09-02


やはり翻訳本というのは文章が難解過ぎる…。
訳者の問題かと思ったけど、元々の文が占い師らしい…海王星らしい…取っ散らかった要領を得ない感じなのね。
中級以上の方じゃないとチンプンカンプンです。

でも古典ベースなだけあり、他の本には無い要素が多々あって面白いでした。