心理学の本も読んできたけど、結局は知識でしかないわけで腑に落ちないと役に立たない。
実践経験に勝るものは無いわけです。

さて最近の学習対象は二名様。
Rさん。クッソ社長の愚痴が止まらない。最近LINEでも実況中継してきた。ヤメテと言った。

ケンカは同じレベルでしか生じないと言いますので、同じ次元なんですよね。
哀しいけどこれって現実なのよね。
私がそうだったから良く解る。
ちょっとでも相手に「むむっ」って事があると、粗探しを始めて相手を嫌う事を正当化していくんですよ。

そして一日中その嫌な人の事で頭を一杯にする。

俯瞰(ふかん)で見たらおかしいですよね。
好きの反対は無関心。真に嫌いなら頭に入れる事すら拒否するはずなのに。
なぜか?

『相手に自分の欠点・望んでるものが見える場合』
これが一番分かりやすいパターン。
金持ちに嫉妬するとか。
自分と同じコンプレックスが見え隠れするとか。

例えば、元デブほどデブに厳しいというやつ。
一度も太った事が無い人は、肥満の人に対して「へー」と無関心なんです。

「戻ったらどうしよう…」
という恐れを相手に見るから、攻撃的になる。

じゃあRさんと社長の共通点は?

中高年、独身、彼氏彼女ナシ、家族と疎遠…です。
孤独なんです。
でも二人ともアクが強過ぎて容易に友達が出来ない。

両者とも人間の関係が築けないから、小動物を溺愛しています。
動物は愛情が一方通行で済むから、自己中愛を満たせる。
その姿を見ると、一抹の哀しさを覚えるんですね。


『自分が可哀想だと気を引きたい場合』

クレーマーとか、文句ばかり言う人って「構って欲しい」なんです。
ヤンキーが親から愛されなかった子が多いように、
悪ぶって気を引こうとしている子どもと一緒。
相手の悪口を言う→私可哀想でしょ!?とアピールできる。
同情を集めたいんですよね。
「大変ですね~」
と言われたら気持ちいいでしょ?

だから私、同情はしてもあえて共感の言葉は発しないんですよ。増長するから。
「そうなんですかー」
と流すだけ。
最近はあまりにくどいから、
「般若心経唱えてて。色即是空空即是色」
と返す。同じ曹洞宗の人で良かった。

同情アピールしないといけない程、孤独なんです。
でも依存させる程、私も暇ではないのでw
境界線はバッチリ引きますよ。


次、Yさん。
天然ボケ…というより痴呆始まってないか?と心配されるレベル。
当然ミス連発。社長から何度も激怒されている。
表向きは穏やかで優しい人と言われている。

私はあまり接点ないのですが、この前怒られてる場面に出くわし、その後彼女の愚痴を聞く事になった。
みんなから「全然覚えてないのよ!」と聞いてたけど、ミスした内容の事はよく覚えている。
その内容を訥々と語るけど、言葉の端々に、
「私悪くない」
と匂わせてくる。

社長もバカではないので、後で私に愚痴りに来た時同じ見解だった。

「心から反省しないから繰り返す。自分は悪くないとプライドを守る。だから成長しない」

前いた所も半ばリストラだったみたいだけど、自分は絶対に認めて無かった。

小さい頃から病弱で、今も大変らしいけど…サークル活動みたいなのは活発にやってるからねェ…

私が思い出したのはアドラー心理学です。
病気をする事により得をしている。
病気があるから仕事が出来ないのではなく、仕事ミスっても怒られない為の言い訳に、病気がある。

私が前に居た会社で、すごく仕事が遅い先輩が居ました。
でもそのお陰で、みんなが手伝ってくれるんです。
私は先輩の3倍の量を押し付けられても、誰も手伝ってくれないのに。

欠点で得するケース。
意外とこんな事多いですよね。

「自分は悪くない」
と頑なに思うのは、やはり自己肯定感の低さ。
親から否定され続けたり、兄弟と比べられたり…色々。

ちっぽけな自分を守りたいから、たくさん勉強したり本読んだり努力するのはまだ良い方で、
欠点を盾にプライドという壁を作ると…見えない所で劣等感が増幅するから宜しくない。


「自己肯定感の低いプライドの高い人」が私の事を嫌うのは、私が自分の欠点を曝け出しているからです。
欠点ごと含めて私なので、取り繕う必要性を感じない。
また、指摘されたらガンガン直す氣がある。変化の痛みを恐れない。
プライドなど、トイレ掃除員の時にとうに捨てた。

欠点を知られる・認める事は自分を壊される事に等しい。
怖いですよね。
人間の古い脳の部分は変化を望まないそうです。
でも新しい部分は進化を望む。そうして人類は生き残ってきたんですね。

プライドが高い人は全部視点が自分中心。
人の事を見る余裕もない。
ちょっと外に目を向けたら、「なーんだ」となるはずです。

みんな弱い、不完全な生き物。
そこからどうしたいか、どうするかと動くのが人間のだいご味。
進化するようにプログラミングされてますからね。

どんな偉い人間だってウンコするんですよ。
ただその役割をしているだけで、みんな臭いウンコ出す人間。
みんな一緒。


Yさんはとうとう来月クビです。
表面上は「私が悪かったの…」と言いながら、絶対に認めないでしょう。
成長を諦めてしまった魂に、哀しさを覚えます。

さて最後。私の教室の先生。
今までは、月丸ごと休む場合は会費の1000円だけ払ってね、という事だったんです。
もちろん理由なんて関係なし。
それが急に、健康以外は全額払え!と言ってきたんです。
一回、ちゃんと月謝払ったのに忘れてた事もあった。証人居て助かりましたが。

これが何を現すか?
私が先生を尊敬してないのが、先生に伝わってるんですよね。
若輩者だけど才能あって、若くこれからの生徒…嫉妬も強く感じていました。

先生のジャイアンショー(聞いた健康の話や孫自慢話)に30分潰れる事も多々あった。
太極拳しにきてるのに、なんでころばん体操やねん。

私が先生だったらこうするのに!…という意識も対立の原因。
一つのキッチンに二人の主婦は要らない、状態。

24式って一つが15分はかかるんです。
型ばかりに拘ってただ踊るだけの人にとっては、ゆっくりなラジオ体操みたいなもの。
飽きるのも当然。

気功を意識して踊ると、全身を巡る氣の流れ、みんなの氣などを感じて、奥深くなる一方なんです。
新会長も型じゃなく氣をもっと!と言ってるんですが、元会長が型の人だったからなかなか…。

教室は先生以外は本当に良い人だらけで、未練がありました。
でも一番仲いいおばちゃんが、あっさり
「やめたらいいじゃない」
と言って、
「あ、そんなモン。情わいてたの私だけかw」
となった。

菓子折りもって笑顔で退会を言いに行くけど、
「私、筋トレばかりがもう嫌でwちゃんと太極拳教えてくれる教室に行きますね~」
と捨て台詞を吐いていくかは……乞うご期待!!


まとめますと、この三者は団塊世代です。
変化は難しい世代。
私は彼女らを反面教師にして成長をしていく。
これからの新しい世代を守るのが、私の役割だから。なんつって。

台風で大変な時ですが、あえてこんな小さな話題を書いてみました。
前の記事にも書きましたが、2019年は未曽有の災害がまだまだ終わりません。
どこに住んでいても、明日は我が身です。

どうか命を守れるように、シュミレーションしていてください。
地震もそろそろ怪しい。

災害にも攻めの姿勢で臨みましょう!


関連記事





もう、不満は言わない 実践編 (ブレスレット2個付)
ウィル・ボウエン
サンマーク出版
2010-06-16

嫌いな人に対する対処法はこの本が秀逸です。
付箋いくつ貼った事か。

大事なのは頭に上った血を収め、冷静に広い視点で捉える事かなー。
私達人間って、ほんと小さな事でうだうだしてる。
でもそれが愛しい。